東電OL事件で再審開始決定
- 科学技術の進歩が追い風 再審の門戸広がる 東電OL殺害再審開始
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120607-00000524-san-soci
私が弁護士登録してからのここ数年に限っても、再審事件の風向きが大きく変わってきたと感じています。
その要因としては、記事にも書かれている通り、
- 公判前整理手続において限定的ながらも証拠開示が制度化された影響で、再審請求審でも証拠開示が実現するようになりつつあること
- 科学技術の進歩、特にDNA型鑑定の技術の進歩により、原審当時よりも精度の高い鑑定が可能になったこと
などが真相解明の大きな力となっていると理解しています。東電OL事件でも、証拠開示とDNA型鑑定が大きな役割を果たしたと聞いています。
再審事件の弁護人としては、今回の決定を励みにしつつ、今の流れを止めないように目の前の課題に取り組みたいと思います。