『冤罪File（16)』

ご近所の悪いうわさ増刊 冤罪File (ファイル) No.16 2012年 07月号 [雑誌]

5月28日に雑誌『冤罪File』の最新号(16号）が発売されたので、購入してきました。
入稿時期の関係でしょうか、「名張毒ぶどう酒事件　いよいよ再審開始決定へ!!」という記事がそのまま掲載されています。まさかあんな決定になるとは思わなかったのでしょう。
私が弁護人としている袴田事件については、今回は記事はありませんが、やくみつるさんのイラストと四コマ漫画が掲載されています。
今回のトップ記事は、静岡老婦人殺害事件です。袴田事件と弁護団員がかぶっている（静岡老婦人殺害事件の主任弁護人が袴田事件の事務局長です。）ため、概要は知っていましたが、詳しい事実関係は把握していませんでした。記事を読んで事件に対する理解を深めたいと思います。
それにしても、冤罪をテーマにした雑誌が年３回とはいえ定期刊行されており、ネタが尽きる様子がないというのは、どういうことなのでしょうか。この雑誌を買う度に日本の刑事司法に関して思いを巡らせざるを得ません。